アプリ開発の仕事は、個人が在宅で行うことも十分に可能なものだ。作業のほとんどはパソコン一台あればそれで済ませられるため、仕事さえ見つけられれば収入になる。出社をしない場合は、ネット上で個別に案件を請け負っていくのが主流である。クラウドワーキングサイトというものだが、スキルを持っている人と作業案件を簡単にマッチングさせるサイトが世の中にはすでにいくつも存在している。そうしたサイトに必要情報を登録して、随時できそうな仕事を請け負っていくのが一般的なフリーアプリ開発者の姿である。

このスタイルを採用していると、自分の好きなタイミングで仕事ができるので便利だ。休みたいときには休めるし、嫌な仕事を押し付けられてストレスを抱えてしまう確率も低くなる。非常に健康的に仕事が進められる点が大きい。しかし、正社員として雇用をされるわけではないので、自己管理ができなければ年収は伸び悩む。一般的に単価は業界でも最低レベルなのも少し不安な点だ。安定性という面においては、最低レベルなのも仕方がない部分だろう。
それでもこうした仕事の仕方を選ぶ人が多いのにはわけがある。最近は外でノートパソコンを使って仕事もできるために、非常に多彩なライフスタイルが実現するのだ。ノマドワーカーといって、街中のカフェや図書館等で仕事をするスタイルを選ぶこともできる。その人の生き方を自由にするという点で、クラウドワーキングを利用したアプリ開発の仕事は価値が高いといえるだろう。